2018年3月9日金曜日

ドイツ現地校の携帯事情ほか(子どもに携帯を持たせるべき?)

< 現状 >


現在、
我が家は、我が子に携帯を持たせていません。

しかし、
携帯を持たせようか、とても迷っています。


< 携帯電話を持たせる事を検討し始めたきっかけ >


最近、びっくりすることがありました。

我が子が迷子になってしまったのです。

課外活動で県境の方へ行ったのですが、
仲間とはぐれてしまい。。。

困った我が子は、
近くのお店に入り、店長さんにお願いして電話をかり、
私の携帯電話に連絡してきました。
(とても親切な方で、無料で貸してくださいました。)

私の携帯画面には、
隣の国からの電話(国際電話)の表示がでたので、
間違い電話かと思って、スルーしていました。

我が子は国境とは言え、ドイツ国内にいるはずだし、
何かのトラブルに巻き込まれたくないので
心当たりのない番号からの電話には出ない様にしています。

もし、我が子に携帯電話を持たせていたら、
私の携帯画面の表示は「我が子の電話番号」なので、
こんなことにはならなかったと思います。

また、迷子になった時点で、
仲間が我が子の携帯に連絡できるので、
直ぐにお互いの位置を確認し合えて
早く合流できたと思います。

結局、
迷子になったものの、仲間と連絡が付き、
我が子は無事に家に帰ってきました。


< 我が子が通うドイツ現地校の携帯事情(1) >


我が子のドイツ現地校(Gymnasium、ギムナジウム)
のクラスメートは、30人弱なのですが、
ほぼ全員が自分用の携帯電話を持ち歩いています。
(我が子の知る限りでは、隣のクラスに
自分用の携帯電話を持っていない生徒《女子》がいます。
携帯所持率は、地域差・学校差・年齢差等があるので、
この記事はあくまでも我が子の通う現地校クラスでの話です。)

校内では、携帯電話の使用禁止にも拘わらず、
学校内に持ち込んでいます。
もちろん、少数派ながら携帯電話をもっていない生徒も
我が子の他にもいます。

本当は校則違反なのですが、
例えば、先生がテスト範囲を黒板に書いた時、
携帯を持っている生徒は、自分のノートに書き写すのではなく
携帯でパシャパシャ写真を撮るそうです。


< 我が子に携帯電話を持たせる事をためらう理由 >


私が我が子に携帯電話を持たせる事をためらう理由は、
次の四点です。

  • 視力の低下
  • 携帯電話依存症(特に、携帯ゲーム・ネットサーフィン)
  • SNS(LINE・WhatsAppなど)関連のトラブル
  • 紛失時の情報漏洩

視力低下依存症については、
本人の自覚が必要なので、親の私にはどうすることもできません。

できるとしても、携帯電話使用についての「ルール」を決めて、
実際にルール遵守をしているのか確認し、
もし守れないのなら、携帯電話の回線を休止することくらいでしょうか。

ドイツでも、
携帯電話が原因かどうかはわかりませんが、
眼鏡をかけている生徒はいます。
(あくまでも我が子の主観ですが、
我が子が通っていた日本の小学校に比べると、
学年が上がっているのにも関わらず
眼鏡を掛けている生徒は少ないです。)

また、携帯電話への依存度が高そうな生徒をよく見かけます。

通学途中、携帯でネットやSNSをチェックしたり、
携帯ゲームをずっとしている生徒がいます。

現地校の校内では、携帯電話の使用が禁止されているので、
学校の入口付近に立ち止まって、携帯ゲームをしている集団があります。
(我が子のクラスメートにも、そのような生徒がいます。)


SNS関連のトラブル紛失については、
トラブル防止や紛失防止の注意喚起はできますが、
実際に使わせてみないとわからない部分です。

将来、SNS を一切使わずに人生を送る事は考えにくいので、
ある程度、分別がつく年齢になれば、親の権限で禁止ばかりせずに、
子どもに携帯の使い方を学ばせようか...と考えたりもします。


< 我が子が通うドイツ現地校の携帯事情(2) >


ドイツでは、LINE よりも WhatsApp が普及しています。
我が子のクラスにも、クラスメートが集まるグループが
WhatsApp にあるそうです。

LINE と WhatsApp は、
同じ様な機能ですが、少し異なる部分もあります。

LINE にある様なスタンプは、WhatsApp にはありません。

LINE は、携帯電話に保存している連絡先を同期しないことができますが、
WhatsApp は連絡先をインポートする必要があります。

もし、ドイツで思春期の子どもに携帯を持たす場合、
WhatsApp を使用しないのは、できない事はありませんが、
一般的ではありません。

(もし、我が子に携帯電話を持たせる事になった時には、
WhatsApp アプリを携帯電話にダウンロードすると思います。)

我が子が通う、ドイツの現地校の先生方は、
普通の電話よりも、WhatsApp で電話する方が
繋がりやすいそうです。

まだ、WhatsApp で担任の先生に連絡した事はありませんが、
校長先生がそうおっしゃっていました。


< 我が子が通うドイツ現地校の携帯事情(3) >


携帯電話紛失時の情報漏洩は、
本人が携帯をなくさない様に気を付けるしかありません。

我が子のクラスでは、
体育の時間は貴重品を入れる貴重品箱があります。
そこに入れておくと、よっぽどの事がない限り大丈夫です。

貴重品箱に入れない物は、
男女別の更衣室に置きっぱなしです。

校内で、貴重品が無くなった事があったそうで、
去年も注意喚起の連絡が校長先生から保護者全員にありました。

2018.03.09  update

2018.05.04  update
この記事を書いた当時は、子どもに携帯を持たせていませんでしたが、
最近、持たせました。