2018年2月7日水曜日

ドイツ現地校のお菓子事情 と 誕生日の生徒が配るお菓子

[ 目次 ]
1. ドイツ現地校のお菓子事情(我が子が通学する現地校の場合)
2. 誕生日の生徒が配るお菓子 (我が子のクラスの場合)




1. ドイツ現地校のお菓子事情

(我が子が通学する現地校の場合)




我が子はドイツの現地校(Gymnasium、ギムナジウム)に通っているのですが、
学校にお菓子を持ち込んでも良いことになっています。

お菓子持ち込み禁止の規則がないだけでなく、
飲み物(水やジュース)やお菓子の自動販売機まであります。

(つまり、現金も学校に持ち込みできます。)

現地校で購入したお菓子で、
有名ではないけれど美味しかったのは、
Plant for the Planet の「Die Gute Schokolade」
というチョコレートでした。
REWE CENTER で 1ユーロで売っています。


クラス単位で有志を募り、
その生徒たちが休み時間に、
パンやお菓子の販売をしていることもあります。
(売り上げは、そのクラスで自由に使えるそうです。)

たいていの生徒は、
家からお弁当(*)・パン・果物・お菓子などを持ってきているのですが、
それでは足りない時や忘れた時に買うようです。

(*)お弁当と言っても、簡単に用意できるモノです。

私は子どもに、サンドイッチとりんごを持たす事が多いのですが、
子どもの友達が持ってくるモノは、
サンドイッチ・ホットドッグ・菓子パン・
果物・野菜スティック・お菓子が多いそうです。

おにぎりを持たせてもいいのですが、
「海苔」のにおいが苦手な人もいるらしく、控えています。


現地校の午前中の休み時間は、
20分間の休憩が2回あります。
その間に、家から持ってきたお弁当・パン・お菓子等を食べます。


基本的には、授業中にお菓子を食べてはいけないので、

昨日の記事でご紹介したお菓子で人気者になれるのは、
休み時間のエピソードです。

→→ 駄菓子 Knabber Esspapier がドイツの子ども達の間で大ブーム
     (~ my usual day ~ 2018.02.06)

例外的に、授業中にお菓子を食べてよいのは、
先生がお菓子を配ってくださった時や、
クラスメートの誕生日で、お菓子が配られた時です。


先生がお菓子を配るのは、次のような時です。
  •  Nikolaustag(聖ニコラウスの日)12月6日
    12月6日は、聖ニコラウスの命日。
    ある時、貧しい家族を救うために、聖ニコラウスが投げ入れた金貨が
    (貧しい家の)暖炉にぶら下げてあった靴下の中に入った、という逸話があります。
    この逸話から派生して、ドイツでは、12月6日に子ども達はプレゼントをもらえます。
  • 先生がお菓子を使う時
    グループ決めの一つの方法で、
    何種類かの飴やチョコレートなどを複数用意し、
    同じ物を選んだ者同士でグループになる。
  • イベントでお菓子が配られた時
    授業の一環として、様々な行事があります。
    クラス単位のイベントや、学校全体のイベントがあります。

    我が子が一番興奮して帰ってきた日のイベント内容は、
    上級生が企画したそうで、ドイツらしい?!豪快なお祭りでした。
    生徒全員が校庭に集まり、上級生が出し物をしたり
    (例えば、上級生の腕立て伏せ競争を全員で大声で応援する)、
    校舎の二階から校庭に向けて大量の紙吹雪がばら撒かれた後に、
    校庭に出てきている先生方が大量のHARIBO小袋をばら撒いて、
    生徒全員でHARIBO争奪戦をしたイベントでした。



2. 誕生日の生徒が配るお菓子

(我が子のクラスの場合)




ドイツ人にとっては、お誕生日は重要なイベントです。

ドイツでは、一般的に

人にお祝いしてもらうのを期待するのではなく、

お誕生日を迎える本人が、
自分で企画して(幹事は自分)
自身のお誕生日をお祝いします。

お誕生日は、前倒ししてお祝いはしません。

我が子のクラスには、皆のお誕生日表があり、
お誕生日の生徒は、皆にお菓子を配るのが恒例になりつつあります。

(もちろん、何もしない子もいます。)


誕生日が過ぎてから、担任の先生の授業の時に配ります。


(Gymnasium《ギムナジウム》は、教科担任制です。)

我が子の時も、お誕生日が過ぎてから、
クラスメートにお菓子を配ったり、
友達から誕生日プレゼントをもらっていました。
(現地校へ勉強用以外の物も持ち込めます。
ただ、法律や校則に反する物は持ち込めません。)

HARIBO 小袋
我が子のクラスメートは、

HARIBO(ハリボー、グミ) の小袋を
一人に一袋ずつ配る生徒がほとんどです。


多いのは
GOLDBÄREN(クマのグミ)の小袋や
GOLDBÄREN SAFT(クマのグミ)の小袋です。
「SAFT」は、ドイツ語で「ジュース」を意味します。

少数派は
STARMIX(色んな種類のグミ)の小袋や
ROULETTE(丸いコイン型のグミ)の小袋です。

もっと少数派は、
HARIBO の商品ではなく、
チュッパチャプス1本ずつだったり、
他の種類の小さなお菓子(市販品)を配ったりしています。

今のところ、
手作りのお菓子を配った生徒はいません。
男の子が一人、手作りケーキを配りました。
直径40cmほどの丸いスポンジケーキで、
周りはチョコレート・中にバニラクリームが挟まれていて、
ケーキの上にはM&M'sとHARIBOがたくさん散りばめられていました。

我が子によると、
焼きたてではないものの、とっても美味しかったそうで、
朝から準備されたのでしょうか。

教室でのケーキの切り分け作業は、
誕生日の生徒がします。


女の子の間で、休み時間に
手作りのお菓子を配っていた生徒はいました。
やはり、クラス全員分を手作りで用意するのは、
大変だからでしょうか。

他のクラスでは、
手作りのお菓子を配る生徒がいるところもあります。

誕生日を迎えたらしき生徒が
大きな手作りケーキを持って登校していく姿を見かけます。


余談ですが、
日本とドイツは、お誕生日に関して風習が違うので、
文化の違いを感じ、小さなカルチャーショックでした。

お菓子作りが得意な方は、
お誕生日イベントで大活躍ができると思います。


2018.10.27 update